すくみ足ってなんだろう?
すくみ足とは?
パーキンソン病の特徴的な症状の一つです.
【歩きたいのに足が前に出ずに動けなくなってしまう】
このような症状がすくみ足言われています.
患者様の声では,「足が地面に張り付いたような感覚になる」とよく言われています.
急に足が出なくなるので転倒に繋がってしまう場合が多いですが,足が一歩出るとその後スムーズに足が出るのも特徴的な症状となります.
重症化してくるとまっすぐ歩いてる間にも足が止まってしまうこともあります.
パーキンソン病の特徴的な症状として説明しましたが,どのような症状が出現してくるかは人によって異なるため,全員にすくみ足の症状が出現するとも限りません.
すくみ足が生じやすい場所と状況とは?
場所
・狭い場所
・閉鎖された空間(エレベーターなど)
状況
・お薬が効いていない時(Off時)
・歩き始め
・方向転換時
・目標地点(椅子やベッドなど)に近づいた時
・歩きながら同時に何かをする時(歩行中に話しかけた時,物を運びながら歩いている時)
・急に歩かないと行けない時(信号が青に変わった時など)
すくみ足にはどう対処したらいいの?
すくみ足の症状に対してはどう対処していけばいいのでしょうか?
具体的な対処方法
本人で出来ること
「方向転換時には小さく回らず,大きく円を描くようにして回る」
「一歩足を後ろに引いてから歩き始める」
「何かを目印にして跨ぐように足を出す」
「目印を跨ぐようにして歩く」
介助者と一緒に出来ること
「せーのっ!と声をかけてタイミングを作ってあげる」
「歩いてるときにワン・ツー,ワン・ツーとリズムを付けてあげる」
など
このような対処方法があります.すくみ足の対処法のポイントはきっかけを与えてあげることになります.
しかし,すくみ足の対処法も人によって合う・合わないがあります.患者様本人に何が合うのかを探して選択することが重要となります.そういった場合には,リハビリの人などに相談してその方にあった対処方法を教えてもらうようにしましょう.
家で出来るすくみ足の対処法
・歩き始めや歩行転換が必要な場所にビニールテープで目印を付ける(廊下などにもおすすめ)
・よく通る場所に手すりを設置する(もしくは手すり替わりで使用できるように家具を移動する)
・夜の廊下は明るくしておく
・ベッドの足元に人感センサー付きライトを設置する
など
このような対処法が考えられます.このような家の環境調整についても担当のリハビリの方がいれば色々相談して決めていきましょう.
お薬の調整
すくみ足はパーキンソン病の症状の一つであるため,お薬の調整によって軽減することがあります.
しかし,お薬の調整は副作用の出現などのリスクも伴うため,主治医の判断が第一となります.
患者様やご家族の方は「現在出現しているすくみ足の症状をしっかりと主治医に伝えること」が一番大事なことになります.
出来るようであれば,どのような時間帯にどのような症状が出現しているのかをノートにつけておくとわかりやすいかもしれません.
まとめ
すくみ足とは,「歩きたいのに足が前に出ずに動けなくなってしまう」もので転倒に繋がってしまします.すくみ足がどのような場所や状況を把握して,その時にどのような対応をすればいいのかをなんとなくでいいので覚えておきましょう!またリハビリの方などとしっかりお話をして,毎日生活する家の環境にあったすくみ足の対策をしておくことが重要となります.
すくみ足は出現すると小さなパニック状態になるような感覚に似ているそうです.そんな時こそ落ち着いてきっかけを与えてあげると意外とスッと足が出たりします.皆さんで知識を共有してパーキンソン病の患者様が少しでも生活しやすい状況を作っていきましょう!
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